TFCC損傷2 - 臨床症例












TFCC損傷でお困りの方が多いため、
当院の症例を報告します。
今回の症例は結論から言いますと、
不適応でした。
当院の症例が、TFCC損傷でお困りの方達の
お役に立てるかもと思い記載いたしますので、
参考にしていただければ幸いです。
年齢:40代
性別:男性
職業:経営者
主訴:左TFCC損傷
動作検査:尺屈(+)圧痛(+)背屈(+)回内(-)小指球(+)
回外(-)対立(+-)手をつく動作(+)仕事中(+)
       
その他:ゴルフのやりすぎで負傷。
7ヶ月前に整形外科にて、
MRI、レントゲンを何枚も撮り、TFCC損傷との診断。
当院に来るまでに、整形外科3軒、整体1軒で、治療をしてきたが、
まったく改善がなかったとのこと。
TP鍼治療でなんとかならないかと来院。
治療部位:尺側手根屈筋+腱、前腕屈筋群、小指球など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:通えるならば、週二回で長くて三ヶ月ぐらい治療期間が、
欲しい旨を伝えました。ただ、その前にまったく変化がないなら、
中止しましょうと話した上、治療しました。
1回目:ペ10→7。改善があって驚いている。小指球(+-)
2回目:ペ10→5。明らかに変化あり!痛みが移動した。
手をつく(-)仕事中(-)今までで初めて改善があった。
2日後にどうしてもやらなければならない、
ゴルフのコンペがあるとのこと。
テーピング&サポーターで補助しながら、
ゴルフをやることに・・・。
3回目:ペ10→10。昨日のゴルフで悪化。4ホール目で痛みの為、中止。
自発痛(++)日常生活(+-)ゴルフ(++)
諸事情で、次回は11日後の来院になった。
4回目:ペ10→10。前回から振り出しに戻った・・・。
尺屈(+)尺屈+回内(++)前回、治療後まったく改善なし。
5回目:数日後、TELあり。
鍼をしてもまったく改善がなかったので、
手の専門の整形外科にて、もう一度診察してもらったとのこと。
また、レントゲン&MRIを取った。
診断は、手根骨の一部が骨折しているとのことでした。
骨折しているので、後日手術する方向になったとのこと。
その為、鍼治療しても厳しいので、中止になりました。
コメント
今回もゴルフのやり過ぎで、
TFCC損傷してしまったケースでした。
この症例では、正直鍼治療で改善する可能性が
高いと思っていたのですが、結果がこうなり残念でした。
治療途中にゴルフをやらなければ、骨折していなかったのでは?
と後悔が残る症例でした。
なかなかTFCC損傷の症例が、
ネットではでていないと思いますので、
こんな症例でもお役に立てるならと思い、
報告させていただきました。
TFCC損傷でお困りの方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪  

 
 
 
アクセス方法
車:駐車場4台完備(一番おすすめです)
バス:新越谷駅、越谷駅、吉川駅より約20分、大相模保育所バス停から徒歩1分
電車:最寄り駅 越谷駅または越谷レイクタウン駅(徒歩30分以上)
自転車、バイク:止めるところあり
 
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