以前ブログに書いた各トリガーポイントの違いについて、
少々書きます。
「トリガーポイント鍼療法を活用するためにーこれまでの研究を整理し、見えてきた課題とはー」
特集 臨床とトリガーポイント
トリガーポイント座談会編 医道の日本第729号(平成16年7月号)2004年より
出席者:山下徳次郎氏(山下クリニック院長)、黒岩共一氏(関西鍼灸大学助教授)、伊藤和憲氏(明治鐵灸大学助手)
トリガーポイントの探し方の違いについてまとめました。
山下先生
TPの探し方:触診中心、筋のしこり中心で強い圧痛や関連痛が
でる部分を指標に探す。
黒岩先生
TPの探し方:3ステップ
1:短縮で痛みが増強、伸長で痛みが軽減を指標に
原因筋肉をしぼる。
(どのような動きで痛むか?どのような動きで楽になるか?)
2:上記で絞った筋肉から硬結を探し、
その中からTP(関連痛あり)を探す
3:TPの中から責任TP(認知覚:痛いのは、それ!)を探す。
皮膚の上から押すのではなく、
斜めから押し込むようにすると
効率よくトリガーポイントを見つけられます
(10時2時、4時8時方向)
伊藤先生
TPの探し方:可動域を測る、短縮痛、姿勢、関連痛パターン、
から原因筋肉を特定し触診で症状の再現部位を探す。
上記のように各先生の違いが、
少しはわかっていただけると思います。
ただ、参考文献は掲載から数年経っていますので、
今は新しい考えで、臨床されている可能性が高いので、
あくまで参考程度にご理解ください。
今日はここまで。
では、また♪