本日は、改善があった線維筋痛症2の症例を書きます。
年齢:30代
性別:女性
職業:無職
主訴:頚肩、背部、腰の痛みとシビレ。
動作検査:座位(+)自発痛(+)常に痛い(+)同姿勢(+)
日常生活(+)ストレス(+)顎関節(+)
その他:2年半前ぐらいから腕が痛みだし、一年半前から症状が悪化。
口腔外科で顎関節の治療、左腕はレーザー治療をうけている。
整形外科でTP注射治療(入院1ヶ月)もした。
湯治も2週間行ってきた。
カウンセリングも月に2回を半年うけている。
薬はしばらく服用していないとのこと。
さまざまな治療をうけてきたが、一進一退だったとのこと。
痛みの為、仕事もやめざるおえなかった・・・。
鍼灸治療を受けるには、敷居が高かったが、
入院先で当院を紹介されて、思い切って来院されました。
治療部位:板状筋、肩甲挙筋、起立筋、多裂筋、斜角筋、僧帽筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:改善する為には、最低2~3ヶ月続けて治療を
うけてみてくださいとお伝えしました。
最初の1ヶ月は、週二回の来院指導を提案しました。
1回目:軽くなった感じがある。
5回目:ぺ10→8。治療すれば軽減する。
治療効果が実感できるとのこと。
11回目:ペ10→6。できる動作が増えてきた。
痛みがよく移動する。
約一ヶ月経過。
14回目:ペ10→4or5。左右差がでている。けっこう良い状態が保てる。
16回目:ペ10→4。鍼治療してから、
レーザー治療、顎関節治療の効果も上がってきた。
17回目:ペ10→3。長距離移動、PC作業、ゲームなどもできるようになった。
約二ヶ月経過。
前回治療から約二週間空いた。
18回目:ペ10→3。GWも良好だった。
アルバイトもできそうなので、これから探すとのこと。
今後も一週間に一度は治療を継続していく予定です。
治療期間:18回目までで、約三ヶ月です。
コメント
今回の線維筋痛症の症例は、
早い段階でいい結果がでていました。
線維筋痛症を改善するためには、
あらゆる手段の治療を組み合わせて、
効果があるか、ないかを身体で選別していくことが、
大切と思います。
既往歴が長くて、薬を長期服用している方は、
なかなか改善がみられるまで時間がかかります。
(※改善しないこともあります・・・涙)
ただ、週二回の治療を3ヶ月続けていけば、
きっと改善する可能性はあると思います。
現実は、金銭面で続きにくいと思いますので、
当院では線維筋痛症の方には回数券を発行しております。
少しでも、長く、安く、そして効果がある治療をうけていただきたいと、
考えておりますので、当院でできるギリギリの価格で、
回数券を提供させていただいております。
線維筋痛症でお困りの方は、当院に一度ご相談ください。
きっとお役にたてると思います。
では、また♪
BLOG 一覧 (カテゴリ:臨床症例)
今日は、左足背+足底のシビレと踵の痛みの症例を。
年齢:50代
性別:女性
職業:主婦
主訴:左足背+足底のシビレと踵の痛み
動作検査:自発痛(+)歩行(++)日常生活(++)
知覚過敏(++)夜間痛(+)座位(+)立位(+)自転車(+)
仰向け(+)入浴変化(-)血液検査(-)MRI(-)レントゲン(-)
睡眠不足(+)同姿勢(+)筋電図検査(-)
その他:8ヶ月前から症状が悪化。歩行5分でそれ以上歩けなくなってしまう。
私立病院の整形外科、神経内科を受診も原因わからず、
神経炎の疑いがあると医者には言われたとのこと。
薬も服用しているが改善なし。
歩けない為、日常生活にも障害がでている、かなりつらいとのことでした。
治療部位:小殿筋、中殿筋、腓腹筋、ヒラメ筋、長母指屈筋、前脛骨筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:既往歴が長いのと症状がかなり重いので、
数か月の治療期間がかかる旨を伝え、週2回の来院をお願いしました。
1回目:ペ10→10。痛みは変化なし。感覚が少し戻ってきたとのこと。
2回目:ペ10→7.8。改善あり!眠れるようになった。
3回目:ペ10→5。自転車が乗れるようになった。感覚が戻ってきた。夜間痛(-)
7回目:ペ10→3。知覚過敏消失。歩行も改善。日常生活(-)
12回目:ペ10→2。治療後2日間はまったく症状がでなくなった。
16回目:ペ10→1.8。シビレ、痛み共にほぼなし。
第一趾のみシビレが残る程度。かなり良いので一旦終了。
治療期間:2ヶ月で上記の状態になりました。
コメント
足のシビレ、痛みはなかなかやっかいな症状です。
既往歴が長いほど、沢山の筋肉を痛めているので、
すべての筋肉を治療しないと改善しません。
医師の診断通り、もし神経炎だったら、
鍼治療しても改善はなかったと思います。
期間はかかりましたが、普通に日常生活がおくれるまで、
回復いたしました。
患者さん曰く
「このまま歩けなくなってしまう不安が強かった。
病院に行っても原因がわからず、まったく症状が改善しなかった。
本当にTP鍼治療に感謝です。もっと早く治療を受ければよかった」
とおっしゃっていました。
このような患者さんが多数いることが、
本当に残念です。
治療の見方を少し変えるだけで、
手術もせず、薬も飲まずに、症状が改善します。
本当に心からひとりでも多くの方に、
TP療法を知っていただきたいです。
では、また♪
久しぶりに、めまいの症例を。
年齢:60代
性別:女性
職業:パート
主訴:めまいと吐き気
動作検査:回転性めまい(+)起床(+)日常生活(+)
前屈(+)後屈(+)回旋(+)仕事中(+)運転(+)
食欲低下(+)やる気低下(+)血圧:102/67
MRI(-)CT(-)
その他:2ヶ月前から症状がでて、内科、耳鼻科では特に異常なしとのこと。
医者には、良性発作性頭位めまい症と診断された。
めまいがひどいのでパートも休職中、車も運転できないとの事。
薬をずっと服用していたが改善されず、鍼でなんとかならないかと来院。
参考サイト 良性発作性頭位めまい症とは?
http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/index.html?sc=ST230100&dn=2
治療部位:胸鎖乳突筋、頭板状筋、頭半棘筋、肩甲挙筋、僧帽筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:4回ぐらいまで、間をつめて来院してくださいと伝えました。
1回目:ペ10→2or3。かなり良くなった。仕事復帰、食欲、運転改善。
頭を急に動かすと、まだめまいがでる。
2回目:ペ10→0.5。ほぼ完治。日常生活もできるようになった。
頭を動かしても良好!吐き気もなし。
3回目:ペ10→0。問題なし、薬も服用をやめたとのこと。肩が少々コル程度。
良好だが、念のため一週間後に再度来院をお願いしました。
4回目:一週間空いても良好なため、終了。
治療期間:14日間で完治。
コメント
2ヶ月もの間、薬を飲み続けていたのに、
改善がなくて困っていた時に、
当院を思い出して来院していただきました。
思い出していただき本当に感謝です。
めまいも検査で異常がない場合はほとんど、
筋肉(TP)が原因です。
頚と肩の筋肉がすごく張っている方であれば、
ほぼ間違いないです。
長年のめまいで、もうあきらめている方、
是非、一度TP鍼療法をうけてみてください。
きっとお役に立てると思います。
では、また♪
年齢:70代
性別:男性
職業:無職
主訴:腰痛(左>右)
動作検査:歩行(-)起床(++)立ち上がり(+)
寝返り(-)後屈(+)前屈(+-)自転車(-)シビレ(-)
階段(+-)睡眠(+)
その他:2~3ヶ月前から腰が痛かったのだが、2日前に悪化した。
ゲートボールで中腰姿勢が多いのが原因かな。
朝が一番痛くて、数時間たつと楽になるのが不思議とのこと。
治療部位:多裂筋、腸肋筋、大殿筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:4回ぐらいまで、間をつめて来院してくださいと伝えました。
1回目:かなり良くなった。朝がちょっと違和感がある程度。
2回目:まったく痛みなし。
一週間空けてみることに。
3回目:痛みも違和感もなし。良好なため終了。
治療期間:11日間で完治。
コメント
年齢が高かったのですが、
症状がそんなにきつくない為、
早く治りました。
この患者さんは、小学生の頃にお世話になった、
駄菓子屋さんのおじさんでした。
患者さんは気づかなかったですが、
私はよく覚えていました。
治療しながら小学生の頃を、
懐かしく思い出しました。
こんな形で、またお世話になった人と、
繋がるなんて、改めて素敵な仕事だと思いました。
沢山の方達のお役に立つ為に、
もっと頑張ります!!
では、また♪
年齢:70代
性別:男性
職業:経営者
主訴:腰殿部痛(右>左)
動作検査:歩行(+)起床(+-)立ち上がり(+)
前屈(+)後屈(+-)回旋(-)側屈(+)シビレ(+-)
その他:来院二日前にギックリ腰みたいな感じになり、
それから痛みが治まらないため来院。
変な姿勢をしたのが原因かなとのこと。
治療部位:多裂筋、大殿筋、中殿筋、起立筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:4回ぐらいまで、間をつめて来院してくださいと伝えました。
1回目:ペ10→4。だいぶ良くなった。トイレの動作が楽になった。
痛みが移動した。
2回目:ペ10→5。ちょっとした姿勢でまた痛めてしまった。
ふとももの前も痛い。
3回目:ペ10→2。かなり良くなった。
4回目:良好なため、終了。
治療期間:7日間で完治。
コメント
年齢が少々気になったのですが、
スムーズに改善したのでよかったです。
正直、65歳を越えるとなかなか治りづらいと、
日々の臨床で感じます。
急性痛はそうでもないのですが、
慢性痛はかなり厄介です。
年配の方は、若い方に比べると、
少々時間がかかるかもしれませんが、
必ず結果はついてきます。
あきらめずに、通える範囲でいいので、
治療していきましょうね!
では、また♪
年齢:40代
性別:男性
職業:土木作業
主訴:右腕の痛みとシビレ
動作検査:運転中(+)荷物をもつ(+)第1~5指のシビレ(+)
力が入らない(+)仕事中(+)顔洗う動作(+)握力低下(+)
屈曲(+)伸展(-)回外(+-)回内(+-)けいれん(+)
その他:3ヶ月前から、症状がでている。
仕事がら重いものをもって作業することが多い。
病院で検査はしていないが、
他院のトリガーポイント鍼をうけたことがあるとのこと。
治療部位:棘下筋、多裂筋、上腕二頭筋、前腕伸筋群、肘筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:仕事で日曜日しか来院できないので、
1週間に一度のペースで治療しました。
1回目:シビレがなくなった。肘の奥が痛い。頚部もつらくなった。
2回目:ペ10→3。シビレは良好。肘の痛みもいい感じ。腰もつらい。
3回目:ペ10→3。シビレは良いが、仕事をすると肘の痛みがでる。
4回目:ペ10→3。仕事をすると肘が痛む。頚肩+腰は良好。
5回目:ペ10→2.8。腕の力が入りにくい。肘の痛みがしぼられている。
6回目:ペ10→1。かなり良くなった。力仕事をひかえたら良好。
良好なため一旦、終了。
治療期間:6回目までで一ヶ月と14日で完治。
コメント
完全にオーバーユースの痛みでしたので、
仕事と治療のバランスが取れれば、
もっと早く改善していたと思います。
「一回の治療でシビレが改善するなんてすごい!」
「トリガーポイント鍼療法も施術者で違いがあるとわかりました」
と患者さんがおっしゃっていました。
トリガーポイント療法も細かく言うと、
考え方に違いがあります。
当院は、認知覚(自分の悪いところはそこそこ!という感覚)を、
最重要視しています。
なぜなら認知覚がでないと、頑固な症状は改善しにくいからです。
今回の患者さんは、当院でこの認知覚がでたので、
違いがわかったそうです。
この感覚はうけていただければ100%分かります。
なかなかこの認知覚を出すのは、レベルが高い技術ですが、
トリガーポイント療法をうたっている治療院は、
認知覚をだす努力をして欲しいですね。
肉体労働の方は、筋肉にかなり負担をかけていますので、
定期的なメンテナンスをおススメします。
では、また♪
年齢:30代
性別:女性
職業:主婦
主訴:右上半身の痛みとシビレ。
動作検査:前屈(-)後屈(+)側屈(+)右上肢+第1、3指のシビレ(+)
ストレス(+)喉が渇く(+)熱っぽい(+)すぐ汗ばむ(+)
胃液がよくでてくる(+)一日中痛い(++)めまい(+)
その他:二ヶ月前から、症状がでている。
心療内科で自律神経失調症か初期のうつと診断された。
整形外科では頸椎ヘルニア+ストレートネックと診断された。
脳神経外科では異常なしとのこと。
痛み止めも服用しているが効果なし。
治療部位:後頭下筋群、起立筋、肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:自律神経失調症もあるので、
1ヶ月ぐらい治療期間が欲しい旨を伝えて、
週二回治療していきました。
1回目:ぺ10→7。朝が楽になった。シビレ軽減。右頚がつらい。
2回目:ペ10→7。体力が上がって、バランスがよくなった。
夕飯も作れるようになった。めまいは変化なし。上肢の感覚が戻ってきた。
3回目:ペ10→5。シビレ改善。視界がスッキリしてきた。
熱っぽさ(-)鈍痛がまだある。
4回目:ペ10→4。全体的にかなり良くなってきた。
一週間に一度の治療間隔に変更。
5回目:いままで良好だったが、急性胃腸炎になった為、全身しんどい。
6回目:かなり良好。首肩が張る程度と目の疲れがある程度。
自律神経症状もなし。
良好だった為、一ヶ月後に来院。
7回目:ずいぶん調子が良かったが、子供を抱っこしたら辛くなったとのこと。
現在も二週に一度のペースで予防治療中。
治療期間:6回目までで二週間と2日です。
コメント
「こんなに早く良くなるなんて信じられない」と
患者さんがおっしゃっていました。
今の医療は、筋肉の重要性がかなり欠如しています。
手術する前や薬を飲む前に、
筋肉を治療するとかなり改善する例も多々ありますので、
もう少し筋肉に目を向けてもいいと思います。
今回のケースもヘルニアがあったが、
手術はしないで様子みるとの診断でした。
二ヶ月様子をみて、症状の改善がないのですから、
ドクターが別の選択肢を選んで治療してくれればいいのですが・・・。
現実は、患者さん自身がいろいろ調べて、
新しい選択肢を選んで治療されています。
そんな現実があり慢性疼痛患者さんが
1700万人以上いるのです。
痛み、シビレには、トリガーポイント療法はかなり有効です。
治療効果100%ではありませんが、
試してみる価値は100%あります。
手術する前に、あきらめる前に、
是非ともトリガーポイント療法を
選んでいただきたいと強く思います。
一人でも多くの痛み、シビレに、
苦しんでいる方達のお役に立つことが私の使命です。
では、また♪
年齢:30代
性別:男性
職業:営業
主訴:腰痛と右肩背部の痛み
動作検査:右側屈(+)左回旋(+)前屈(+-)後屈(+)
立位(+)座位(+-)C2(PI)LPSIS(PI)
その他:肩はテニスをやってから痛みだした。
腰は数ヶ月前から痛くて慢性化している。
治療は初めてうけるとのこと。
治療部位:多裂筋、起立筋、肩甲挙筋、僧帽筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:仕事が忙しい為、週末しか来れないので
一週間に一度のペースで治療しました。
1回目:ぺ10→5。楽になってきた。リバウンドなし。
上肢の鈍痛がでてきた。
2回目:ペ10→4。肩(上肢)と背部は良好だが、腰がつらい。
起床(+)前屈(+)
3回目:ペ10→1。良好。痛みはなくなった。
4回目:ペ10→0。痛みはなし。仕事をして週末になると張ってくるのみ。
5回目:良好。日常生活問題なし。寝すぎたときだけ気になる程度。
その後は、1~2週間に一度のペースで
現在も予防治療中。
治療期間:5回目まで一ヶ月と15日で完治。
コメント
仕事が忙しかったにしては、順調に結果が
でたのでよかったです。
年齢が若ければ若いほど、回復も早いですね。
痛み、シビレも早く対処することが大切です。
違和感やダルさがでているかたは、
要注意です。
では、また♪
年齢:50代
性別:男性
職業:歯科技工士
主訴:右肩甲骨内側痛
動作検査:右側屈(+)自発痛(-)右回旋(+)前屈(-)後屈(-)
肩関節動作(-)シビレ(-)挙上(+)
その他:ゴルフをよくやっているので、
その疲れで痛めたのかもとのこと。
3日前からかなり痛いとのこと。
治療部位:肩甲挙筋、僧帽筋、菱形筋、板状筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:通院するには遠いいが、
三回まで間をつめて通ってほしいと伝えました。
1回目:ぺ10→7。リバウンドなし。改善あり。
2回目:ペ10→0。痛みなし。違和感が残る程度。
3回目:肩甲骨は良好。太ももの裏の張り感とダルさが気になりだした。
痛みがないので一旦、休憩するとのこと。
一ヶ月後、再度来院。
4回目:一ヶ月経つがかなり良い。ゴルフをすると下肢がダルイ程度。
5回目:全体的に良好な為、終了。
治療期間:3回目までで一週間。
5回目までで1ヶ月と13日で完治。
コメント
今回のケースは、オーバーユースからくる痛みでした。
痛めてから早めに来院していただいたのでいい結果がでました。
痛みは、冷え、オーバーユース、ストレス、運動不足、長時間の同姿勢などで、
悪化しますので、注意が必要です。
今の時期は寒いので、
ホッカイロを貼ると痛みの予防になるのでオススメです。
では、また♪
当院の症例を報告します。
年齢:40代
性別:男性
職業:教員
主訴:右TFCC損傷
動作検査:尺屈(-)自発痛(-)背屈(+)回内(-)回外(+-)
橈屈(-)掌屈+尺屈(+)テニススライス動作(+)
その他:テニスをやっていて痛めたのか、
他院にて鍼治療をうけて痛めたのか、原因はよくわからないとのこと。
当院に来るまでに、スポーツ整形外科2軒、鍼灸院1軒で治療をしてきたが、
まったく改善がなかったとのこと。
TP鍼治療でなんとかならないかと来院。
来院時は、腱鞘炎かTFCC損傷か診断がつかなかったが、
後日MRI検査で橈尺靭帯損傷(TFCC損傷)と診断がついた。
治療部位:尺側手根屈筋+腱、深指屈筋、前腕屈筋群、橈尺靭帯など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:3回ほど治療して変化があれば適応の可能性と説明して、
治療をうけてもらいました。
過去のTFCC損傷の症例もお伝えし、
TP鍼治療に賭けてみることになりました。
1回目:特に変化なし。
2回目:痛みの場所が変わった。治療後4日は軽減していた。
3回目:ペ10→9。痛みの強さは変化なし。
4回目:手首のひねりの動作も変わらず。
いまいち改善がないが、
患者さん本人が治療を希望した為継続することに。
5回目:橈尺靭帯を中心に治療したが、変化なし。
6回目:特に変化なし。
残念ながらこれ以上治療を継続しても
難しい為、中止。
治療期間:1ヶ月と5日。
コメント
私は、TFCC損傷は難治性疾患だと考えています。
正直、時間とコストがかなりかかるので、
難しいかもしれないですが、数か月治療を継続してみて、
どこまで改善するかを判断するしかないと思います。
今回の方も、東京都板橋区から来院していただいてたので、
あれ以上、継続するのは困難でした。
患者さんも「もっと近くだったら継続して治療をうけたかった」
とおっしゃっていました。
TFCC損傷の方は、近くでいい鍼灸師を見つけて、
数か月治療をしていくのが最善と思います。
あきらめなければ、改善する可能性もあるので、
希望は捨てないで欲しいと思います。
TFCC損傷でお困りの方達のお役に立てれば幸いです。
では、また♪