今回の症例は鍼で取り切れない癒着と医療連携についてです。
よしむら鍼灸治療院では鍼治療よりも効果的な治療法がある場合には、
医療機関への御高診願いを書かせていただいております。
年齢:40代
性別:男性
主訴:右肩が動かない
主観的情報:半年前に右の鎖骨を骨折し、完治後も動かさないようにしていたら
動かなくなってしまった。
痛みはないが可動域に制限がかかる。
リハビリをしても可動域に変化がない。
客観的情報:肩関節挙上90°、外転85°、外旋20°
結帯(+)、結髪(+)
施術計画:ファシアの癒着のグレードが鍼で改善できるレベルを超えているため、
病院へ御高診をお願いする。
結果として病院にてサイレントマニュピュレーションという
麻酔下で肩関節の可動域を上げる施術を行い、
一回の治療で肩関節挙上170°、外旋90°まで改善されました。
「この症状は病院と鍼灸院どちらに行ったらいいのだろう」と
悩まれている患者様は本当に多くいます。
当院では鍼灸施術の適応・不適応をエコー観察、痛みの表現、整形外科的テストなどを用いて評価し、
患者様に合わせた施術内容を提案させて頂いております。
一人で悩まずに、まずはお問い合わせ頂ければ幸いです。