年齢:30代
性別:女性
職業:無職
主訴:書痙(R)
動作検査:字が止まらない(++)字が震える(++)
第1.2指の違和感(+)前腕の痛み(+)使いすぎると痛む(+)
家事中(+)鈍痛(+)コップ(+)回外(+)回内(+)
書くとき以外の不随意運動(-)
その他:4年前から書痙と診断されていた。
仕事のストレス、事務仕事の激務で
ものを書くことが多かったのが、原因かなとのこと。
医療センターの神経内科にて診察、診断されて、
薬も服用したが効果なし。地元の整骨院にて電気治療などもしてきたが、
いまいち効果なし。
治療の為、兵庫県から東京に3ヵ月間マンションを借りて、
東京の難病専門鍼灸院にも1ヵ月通ったが、全然効果がなかった。
困り果てていたところ、当院のHPをみて来院されました。
治療部位:長短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋、僧帽筋など
治療方法:トリガーポイント鍼療法
治療結果:書痙はそう簡単に結果がでる疾患でないことを伝え、
東京にいる間は、治療を続けてみてくださいと説明しました。
1回目:ペ10→5。痛みが変化した。書痙は変化なし。
2回目:ペ10→4。字が少し書きやすくなった。
3回目:ペ10→3。重いものをもつとまだ痛む。
えんぴつをもつ位置を変えると書きやすい。
4回目:ペ10→2。痛みはかなり良い。違和感がまだある。
5回目:痛みは消失。書痙も治療すると良い感じがするとのこと。
7回目:縦線以外の文字は書きやすくなった。
字も止まるようになってきた。
8回目:書痙10→8。少し改善してきた。ふるえが軽減。
10回目:字の最初は書きやすくなってきた。
12回目:「あいうえお」の「う」までは良い。
14回目:書痙10→6、7。治療後は、「あいうえお」の「え」まで書きやすい。
神戸に帰る為、終了。
治療期間:14回目までで、1ヵ月と6日間です。